- この記事の使い方(30秒)
- 1. なぜメンタル管理が最重要か【期待値は“心の土台”で決まる】
- 2. 事前ルール:金額・時間・行動の“3本柱”+テンプレ
- 3. 入店〜着席のルーティン
- 4. 実戦中:感情を整える90秒プロトコル(場内/離席)
- 5. 勝っている時の落とし穴と対処【テイクプロフィット設計】
- 6. 負けている時の落とし穴と対処【ストップロス設計】
- 7. 連勝・連敗の波に飲まれない方法【短い区切りと再評価】
- 8. If-Thenプラン16個【衝動に先回り】
- 9. セルフトーク集+禁止ワードの置き換え
- 10. 小さな道具で折れない心を作る【耳・目・体・時間・記録】
- 11. 終了後のクールダウン5分【反省は短く・次回へ渡す】
- 12. よくある質問(FAQ)拡張版
- 13. まとめチェックリスト(現場カード/帰宅カード)
- 14. 免責・マナー
この記事の使い方(30秒)
- まず3本柱と90秒プロトコルだけ覚える。
- 今日は「例外ゼロ」を合言葉に、テイクプロフィット/ストップロスを必ず適用。
- 帰宅後、1行日記と封筒分けで締める
——このワンセットを10回繰り返すと、心が揺れにくくなる。
1. なぜメンタル管理が最重要か【期待値は“心の土台”で決まる】
同じ知識でも、
心が揺れている時は押す/待つ/引くの判断が崩れます。
焦り・怒り・舞い上がり
——これらは視野を狭くし、見落としを増やし、ムダな投資を呼びます。
メンタル管理は“勝つための裏ワザ”ではなく、
期待値を守るための土台です。
よくあるバイアス
- ギャンブラーの誤謬:「そろそろ当たるはず」→今の盤面だけで判断。
- サンクコスト:かけた時間・お金を取り返したい→未来の行動にだけ意味がある。
- 損失回避:負けの痛みが大きく見える→小さく負ける練習を繰り返す。
自己チェック(Yesが2つ以上=休憩推奨)
①.[ Yes/No] 直前の外れに強く反応している
➁.[ Yes/No] 隣の連チャンが気になる
➂.[ Yes/No ] 音量が上がっている
➃.[ Yes/No ] 姿勢が硬い
2. 事前ルール:金額・時間・行動の“3本柱”+テンプレ
金額(Money)/時間(Time)/**行動(Action)**を先に決め、席に座る前に宣言します。
- 金額:今日の上限。例:1万円。超えない。追い銭・ATM禁止。
- 時間:終了時刻。例:19:00。過ぎたら区切る。閉店前は短縮モード。
- 行動:強要素が2つ以上そろわない状態が30分続いたら席替え。
宣言文テンプレ(小声で1回)
「今日は1万円・19時まで。強要素2つ未満が30分続いたら席替え。例外なし」
例外ゼロルール:友人と一緒でも、連勝中でも例外を作らない。ルール=味方/感情=ゲスト。
封筒分け(おすすめ):A封筒=今日/B封筒=予備。Aだけ持参。財布に入れないとブレにくい。
3. 入店〜着席のルーティン
60秒Ver.
- 深呼吸4-4-6×4回(肩を落とす)
- 椅子の高さ(中央が正面に来るまで上下)
- 音量(聞こえる最小+1段)
- S字視線で上→中央→下を1往復
- 宣言文を小声で1回
120秒Ver.(余裕があれば)
- 手:ハンドルをつまむ→包むを3回(力みを抜く)。
- 画面:反射チェック→椅子1段調整→体を5°だけ斜め。
- 荷物:足元にまとめて通路に出さない。
→ 初動の1〜2分で客観モードに入れる。
4. 実戦中:感情を整える90秒プロトコル(場内/離席)
感情は波。
長くても数十秒でピークを越えます。
この90秒を安全にやり過ごせれば、衝動は弱まります。
場内(席を立てない時)
- 姿勢:背中と肩の力を抜き、顎を少し引く。
- 呼吸:4秒吸う→4秒止める→6秒吐く×4回。
- 視線:画面の下に一度置いてから、S字で戻す。
- 音量:最小+1段を再確認。
- 言葉(心の中で):「今は波。90秒待てば静かになる」
離席(立てる時)
- 水を買いに行く(1〜2分)。
- 歩く:店内を一周し、肩の力を抜く。
- 再宣言:席に戻る前に、3本柱を小声で復唱。
5. 勝っている時の落とし穴と対処【テイクプロフィット設計】
落とし穴:興奮→ベットアップ→雑になって余計な投資。
「もう少しだけ」が最も高くつく。
対処:
- テイクプロフィットを先に決める(例:+500玉/+3,000円)。到達したら一旦終了。
- シナリオ3択:①即帰宅 ②休憩→別列で軽くチェック ③次回のために観察だけ。
- 言葉:「今日はここまで。続きは次回でも遅くない」。
- 記録:レシート写真+3語メモ(例:赤・レバブル・金CI)。
6. 負けている時の落とし穴と対処【ストップロス設計】
落とし穴:取り返したくて追い銭→判断が荒くなる。
サンクコストにひっぱられる。
対処:
- ストップロス(本日の損失限度)=上限と同額に設定。
- 到達したら即終了。ATM/両替の追加は禁止。
- 段階サイン:上限の70%→短縮モード/100%→終了。
- 1分クールダウン:水を飲み、出口まで歩く(体を動かすと感情が切り替わる)。
7. 連勝・連敗の波に飲まれない方法【短い区切りと再評価】
- ルールは固定:連勝中も連敗中も同じ上限・同じ終了時刻。
- 評価は“今の盤面”だけ:過去の当たりや隣の連チャンは材料にしない。
- 短い区切り:15分×2ブロックで必ず再評価。
- 日を分ける:連勝日こそ早く切る/連敗日は深追いしない。「勝負日」と「実験日」を分ける。
8. If-Thenプラン16個【衝動に先回り】
- もし隣が連チャンしたら→視線を画面下へ置いて深呼吸4回。
- もし強演出を外してイラッとしたら→S字1往復+音量確認。
- もし資金が上限の80%に達したら→終了時刻を再確認し、短縮モードへ。
- もし閉店アナウンスが聞こえたら→**“最終1回だけ確認”**で区切り。
- もし見落としが続いたら→90秒プロトコル。
- もし勝ち額がテイクプロフィットに達したら→レシート写真→退出。
- もし連敗が3回続いたら→封筒A(今日分)だけで終了。
- もし役物に吸われたら→役物→最終の復路を作る。
- もし騒音が強くなったら→列ごと席替え。
- もし反射が強いなら→椅子1段下げ→体5°→一台ずらす。
- もし友人に引っ張られるなら→宣言文を復唱し、自分の区切りを守る。
- もし焦りを感じたら→水を買いに歩く(1〜2分離席)。
- もし勝ちで気が大きくなったら→テイクプロフィットに到達?→Yesなら終了。
- もし負けで苛立ったら→ストップロス到達?→Yesなら終了。
- もし時間が押してきたら→短縮モードに切替。
- もし迷ったら→合言葉:例外ゼロ。
9. セルフトーク集+禁止ワードの置き換え
中立で冷静な言葉(現場でそのまま使う)
- 「今の判断は“今の盤面”だけで決める」
- 「強要素が2つ未満なら様子見。3つで勝負」
- 「勝ちは記録、負けは区切り。どちらも次回の燃料」
- 「ルールが私の味方。感情はゲスト」
- 「今日はここまで。続きは次回でも遅くない」
禁止ワード → 置き換え
- 「取り返す」 → 「区切る」
- 「もう少しだけ」 → 「次回に残す」
- 「運が悪い」 → 「今は静かな時間」
- 「負けたくない」 → 「小さく負ける練習」
10. 小さな道具で折れない心を作る【耳・目・体・時間・記録】
- 耳:イヤープラグ(軽度)。**音量“最小+1段”**を維持。
- 目:レンズ拭き/画面反射対策(椅子1段下げ・体5°)。
- 体:ミントタブレット/水。1分で頭が切り替わる。
- 時間:腕時計の15分タイマー。だらだら打ちの防止。
- 記録:3語メモ(当たり/ハズレの要素3つ)+1行日記。
- 封筒:A=今日/B=予備。Aだけ持参。財布は空気。
11. 終了後のクールダウン5分【反省は短く・次回へ渡す】
- 水を飲む(体のスイッチを切る)
- 3語メモを書く(今日の良かった点/課題)
- 封筒分け:次回の資金をA(次回)/B(予備)に分け、今日はAだけ持参
- 1行日記:10〜20文字でまとめる(例:「上限守れた。見落とし2回。次は音量さらに下げる」)
- SNS・動画は30分オフ。感情の波を再点火させない。
12. よくある質問(FAQ)拡張版
Q. 感情が大きく揺れたら、何からやる?
A. 90秒プロトコル。呼吸→姿勢→音量→S字の順。これで衝動が落ちます。
Q. 勝っているのにやめるのが難しい。
A. テイクプロフィットの数字を先に決める。到達したら写真→退出をセットに。
Q. 連敗で自信がなくなった。
A. ルール固定で短い区切りに戻す(15分×2)。今日だけの評価に切り替える。
Q. 友だちと一緒の時、空気を壊したくない。
A. 宣言文を先に共有。「上限・時刻・席替え条件」を見える化。自分の区切りを守る。
Q. 休憩中にSNSを見るとまた熱くなる。
A. 水→深呼吸→短い散歩の順で体に意識を戻す。SNSは30分後。
Q. 今日はメンタルが弱いと感じる。
A. 実験日に切替。観察と練習を目的にし、資金と時間を半分に。
13. まとめチェックリスト(現場カード/帰宅カード)
現場カード
- 3本柱:金額/時間/行動(座る前に宣言)
- 60秒初動:呼吸→高さ→音量→S字→宣言
- 90秒:感情が動いたら呼吸4-4-6×4回
- 勝ち:+500玉で写真→退出
- 負け:上限到達=即終了(ATM禁止)
- 波:15分×2で再評価
帰宅カード
- 3語メモ+1行日記
- 封筒分け(Aだけ持参)
- SNSは30分後(波の再点火を防ぐ)
14. 免責・マナー
- 本記事は実戦の体感整理であり、結果を保証するものではありません。
- 店舗のルールとマナーを最優先に。注意があれば即中止。
- 無理のない資金計画と休憩を。楽しく長く続けることが最優先です。
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