このページで分かること
- ボーダー理論の意味と、むずかしい数式なしの考え方
- 「回転率(千円スタート)」の測り方・平均の出し方・よくあるブレ
- 等価/非等価(交換率)の違いと、現金と持ち玉で何が変わるか
- かんたんな現場判定手順(3ステップ)と、続行・移動の判断ライン
- よくある失敗・神話(オカルト)と正しい対処
- そのまま使えるメモテンプレ・練習問題・チェックリスト
0. ざっくり一言でいうと
ボーダー理論=「あなたの台の回転率(千円で何回回るか)が、
機種ごとの目安より大きければ有利、小さければ不利」というシンプルな考え。
短期ではブレるけど、長く続けるほど差が効いてくる。
1. ボーダー理論ってなに?
- ボーダー:長い時間で見て、だいたいプラマイ0になる回転数の目安。
- もしあなたの台がよく回る(ボーダーより+)なら、同じ時間で抽選回数が増え、当たりのチャンスが増える。
- 逆に回らない(ボーダーより−)なら、同じお金でも抽選が少なく、不利になりやすい。
1日で必ず勝てる理論ではありません。
長い目(たくさん打つ・たくさん回す)で差が効きます。
1-1. 例え話
同じ100個くじを引ける人と、80個しか引けない人。
当たりが同じ割合で入っているなら、100個引ける人の方が当たりに近づきます。
パチンコの「回る/回らない」はこの「引ける回数」の違い、と考えると分かりやすいよ。
2. 勝ちやすさを決める材料ベスト4
- 大当たり確率(例:1/319 など)…当たりの重さの目安。
- 出玉(でだま)…当たり1回でもらえる玉の量。
- 時短・RUSHの性能…右打ち中に増える/減る傾向。
- 交換率(等価/非等価)…玉→現金相当のレート。
初心者はまず回転率と交換率を理解すればOK。
これだけで判断精度がグッと上がります。
3. 回転率(千円スタート)とは?
3-1. 定義
- 回転率=「千円で何回回るか」。数字が大きいほど抽選が増える。
3-2. 測り方(かんたん)
1,000円入れて、データカウンターの回転数がどれだけ増えたかをメモ。
- 例:1,000円で18回 → 回転率18
- 3,000円で合計54回 → 54÷3=18(平均18)
2,000〜3,000円の平均で見るとブレが小さくなります。
1,000円だけで判断しないのがコツ。
3-3. よくあるブレと対策
- 最初だけよく回る→たまたま。合計で平均を取ろう。
- 保留切れでムダ玉→一定の強さで打ち出し、保留が切れにくい状態に。
- 千円の区切りを忘れる→千円ごとに必ずメモ。
4. ボーダーの見方(引き算だけでOK)
- 差=あなたの回転率 − ボーダー
- 差がプラス→ 有利(続行の価値あり)
- 差がマイナス → 不利(移動候補)
4-1. ミニ例題
- ボーダー18、あなたの平均19 → 差+1(続行寄り)
- ボーダー18、あなたの平均16 → 差−2(移動強め)
目安:+1〜2あれば心強い。−1以下は無理しない。
5. 交換率と持ち玉
5-1. 等価交換(例:4円→4円相当)
- 出した玉をそのまま同じ価値に戻せる。
- 現金でも持ち玉でも有利・不利は基本変わらない。
5-2. 非等価交換(例:4円→3.5円相当 など)
- 玉→現金相当で目減りする。
- 現金投資が多いほど不利。持ち玉で打つと目減りの影響が小さい。
- だから同じ回転率でも、非等価はボーダーが上がりがち(トントンに必要な回転が増える)。
5-3. ちょい応用
- 朝イチは現金→早めに当てて持ち玉比率を上げると有利。
- ハマって現金投資が続く日はボーダーのハードルが上がると意識して慎重に。
6. 今日の台が「アリ」か?最短3ステップ
① まず2,000円だけ打つ → 回転率の平均を出す
② その機種の目安ボーダーと差を比べる
③ 差で判断:
- +1〜2以上 → 続行候補
- ±0 → 他の要素(右打ちの減り、居心地)で決める
- −1以下 → 移動候補
当たり・ハマリでブレるから、台に執着しない。
判断は数字でシンプルに。
6-1. 例:3,000円で測った場合
- 1千円:16回/2千円:19回/3千円:18回 → 合計53回
- 平均=53÷3=約17.7 → ボーダー18なら差−0.3(やや不利)→ もう1千円だけ様子見 or 移動。
7. 右打ち中と出玉の落とし穴
- アタッカー周りがこぼれる=もらえる玉が減る。
- 電サポ(時短・RUSH)で玉が増える/減る傾向。減る店はトータル不利。
- 保留管理:保留が切れないよう、一定の打ち出し。
同じ回転率でも、右打ち中の増減で最終結果が変わります。
まずは保留を切らさない基本から。
8. 低貸し(1円)で上達する方法
- 目的は「勝ち」より練習。回りの見る目を育てる。
- 1,000円でも多く回る台を選べたかを確認。回らなければ早めに移動。
- 右打ち指示・停止指示を確実に守るクセづけ。
9. 見た目のヒント
- ヘソ(スタート):広いほど入りやすい傾向。
- 寄り(風車周辺):中央へ流れやすいと回りやすい。
- スルー/電チュー:右打ちの通り道。詰まると減りやすい。
釘はお店の持ち物。さわらない。見るだけでOK。
10. 当日の立ち回りテンプレ(状況別)
A:はじめての店(60〜90分)
- 島をひと回りして「人気機種」「稼働の高い島」を確認。
- 候補台で2,000円→平均回転をメモ。
- 差が**+1以上で続行、−1以下**で移動。
- 当たりでもハマリでも、回りが落ちたら移動。
B:よく行く店
- 過去メモで回りが良かった台を優先。
- 朝イチは1,000〜2,000円で確認。
- 右打ち中の減りが強い台は候補から外す。
C:時間が少ない日(30〜45分)
- 最初の1,000〜2,000円で回りが悪ければすぐ移動。
- 良台に座れないなら無理に粘らず撤退も立派な選択。
11. よくある失敗 → 正しい行動
- 当たるまで粘る → 上限金額・終了時刻を決め、超えたら撤退。
- 演出で粘る → 判断は回りの数字。楽しいけど、数字が低ければ移動。
- 当たり後に回りが落ちても続行 → 状況が変わったら見切る。
- 人の当たりで台移動を連発 → 抽選は毎回独立。落ち着いて。
12. 神話(オカルト)vs 現実
- 「強く回すと当たりやすい」 → × 抽選は入賞時に行われ、強さで当たり確率は変わらない。
- 「ハマった台はそろそろ当たる」 → × 独立抽選。過去の結果は次回に影響しない。
- 「隣が当たると自分は当たらない」 → × 台ごとに抽選。関係ない。
- 「今日はツイてない日」 → △ 気持ちは分かるけど、判断は数字で。
13. 質問コーナー(Q&A)
Q. ボーダーはどこで分かる?
A. 機種の公式情報や店内ポップ、信頼できる攻略サイトに目安があります。自分のメモを作ればさらに早い。
Q. 差が+1回ってどれくらい大事?
A. 長時間ほど効きます。+2回あるとかなり心強い目安。
Q. 千円の回転数が毎回違う…
A. ブレるのが普通。2,000〜3,000円の平均で見ましょう。
Q. 非等価で現金投資が多い日は?
A. ボーダーが上がりやすい。持ち玉比率を増やす(早めに当てる/深追いしない)。
Q. 右打ち中、玉が減る…
A. 打ち出しを一定に、保留切れを防ぐ。スルーが厳しい台は無理しない。
14. そのまま使えるメモ&ワーク
今回は、ボーダー記録テンプレートを配布します!
簡易的なものになりますが、
メモアプリなどに移して活用してみてくださいね!
14-1. メモテンプレ
日付: 店:
機種: 台番号:
交換率: 等価/非等価( 円)
投資1:1000円 → 回転:
投資2:1000円 → 回転:
投資3:1000円 → 回転:
合計:3000円 → 合計回転:
平均回転率:合計回転 ÷ 3(千円) =
機種ボーダー:
差(平均回転率 − ボーダー):
判断: 続行/移動/保留
右打ち中の増減メモ:
今日の学び:
14-2. 練習問題(手で解ける)
- ボーダー18。あなたの千円回転が「17, 19, 20」。平均は? → (17+19+20)÷3=18.67 → 差+0.67(やや続行寄り)
- ボーダー17。回転が「14, 16」。平均は? → (14+16)÷2=15 → 差−2(移動候補)
- 非等価で現金投資が多い。差が+0.5。どうする? → 様子見 or 良台探し。非等価はハードル高め。
15. はじめての人向けチェックリスト
タイムプラン例(放課後〜夕方)
- 入店 → 島チェック
- 候補台で1,000〜2,000円
- 平均回転で続行/移動判断
- 右打ち挙動を確認
- 精算・撤収(メモ更新)
16. まとめ:数字で選べばブレに強い
- 回転率がボーダーより高いかをまず見る。
- 非等価は持ち玉重視で考える。
- 結果は日でブレるが、数字で台を選ぶほど長期で有利。
- メモを続けるほど、あなたの勝ちパターンが見えてくる。
分からないことは店員さんに相談。
トラブルは呼出ボタンで対応してもらいましょう。
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